2020/12/07

ハゼ No.33、12月6日、ホーム(夜釣)

  って事で、淀川に行けなくなったらホームの芦屋川河口しか残ってないし、かと言ってこのポイントは遠浅なので大潮の満潮時にしか釣れない(充分な潮位がない)と思い込んでいいました。 でも、こうなったらどのくらい低い潮位で釣れるかをダメ元で試してみるのも面白いかと考え実行に移した次第です。

 前回は所用があって大潮の満潮ピークの翌日になりましたが、今までもこのように満潮からおよそ100cmに下がるまでを目途に釣行時間を組み立てていました。 これ以下になると、30mほどのハゼポイントの内で最も浅い波打ち際は水が無くなって砂浜が露出してしまい、最も深いポイントでも水深50cm程度なのでシーズン最後の大型ハゼには無理だと決め込んでいました。

前回の潮

 では、小潮になって低い満潮から、ほとんど変化がないくらい緩やかな下げで、ずっと100cm程度が保たれる時にハゼが釣れるのか!? 実証実験に向かった次第です。

今回の潮

実釣:18時~21時

仕掛:前回と全く同じ、エサも同じく赤イソメ

いつもピンボケ・・・あ!僕の事か・・・

 ポイントに到着すると、波打ち際にある数個の大きな石はほとんど頭を出しており、このような状態からのスタートは初めてとなります。(デキハゼの時期はこの石周りでも釣れます) 先ずはポイントの真ん中辺りからスタートしてみます。 風も無く波もないのは有難いですが、潮の流れも全く感じませんでした。 数投目でこの時期らしい引っ掛かりを感じて少しだけ竿先を下げて道糸を緩めると、比較的はっきりとケミホタルが下がったので合わせるとバッチシでした。 この潮でも釣れるやんかー!

 嬉しい想定外にホッと一息しましたが、また例のごとく次がなかなか来ないのでした。 まあほとんど潮位が下がってる感じが無くて、水深はほぼ来た時のまま保たれていたので、帰宅約束の9時頃までは、ダメ元で粘ってみようと開き直りました。 じっくりやってみようと言う事で、投入後の亀さんサビキをもっと慎重に5分で1mのイメージで始めると・・・”ピンッ!” お!デカハゼの弾き返しのアタリのようなので、もう一度同じコースを更に慎重に引いて来ると、仕掛が小石につまづいたような?・・・で、竿先を10cmくらい下げてじっと待ちます。 予定通りの、ケミホタルの反応があってガッチリ合わせも効いて、かなり大型らしい重量感のある引きで待望の一匹が上がりました。 いわゆる『釣ったったー♪』状態です。

 ここから、徹底的にこの丁寧な丁寧な探り方で一歩ずつポイントを移動しながら、時間まで竿を振り続け、アタリも決して多くはないものの、一定の頻度で釣れ続きました。 非常に充実感のある釣りであった事と、釣れないと思い込んでいた小潮でのヒットに満足感溢れる釣行となりました。 納竿まで同じ感じで釣れ続いたので、まだもう少し(30分?)なら釣りになったんだろうと思います。

釣果:およそ半分が♀で、内3匹の卵はそこそこ大きくなっていました。(産卵まで後1~2ヶ月かな?)

元気過ぎ~!

注意点:何度も書いていますが、本当にこのポイントの今頃のハゼは難しいです! サビキが早いと先ず食ってこないし、エサが完全に止まっても食ってこない(又は、全くアタリに現れずに食い逃げしてしまう) これをアタリとして認識できて、なおかつハゼが警戒してエサを離してしまわない、そんな誘い=サビキ方が要求されます。 大潮で潮に流れがあると、稀にでもっ派手に食って来る事もありますが、今回のような渋さに対応するには、仕掛・竿・投点からの動き・合わせ方等々、最適に調整されている必要性を強く感じました。 淀川でこのようなアタリ方は滅多に無いと思います。 それはハゼの絶対数の違い、川と海の違い(流れの問題)、障害物(テトラ&ゴロタかほとんど変化のない砂地か)の差が大きいのかも知れません。(正直、よう判らんけどね・・・) 明日からは、更に大きく潮位が下がって、ほとんど水がないのでホームは少しお休みです。 となると、運河筋かはたまた夙川周辺まで出向くか・・・迫力不足やわー(汗)

12 件のコメント:

  1. このホームでのハゼ釣りはテクニックがあるピケさんだからこそ成り立つんですね。あの手この手で色白美人を引っ掛けにいつか行ってみたい^ ^

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    1. 南の太陽さん:
      ここはほんとに絶好の修行の場やと思います。 記事には書かなかったけど、毎回数回合わせ損ねて”あぁー!”って声を出してます(笑) 年末までがチャンスです、いつ居なくなるかは判りませんが、気軽にメール下さいねー

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  2. はまちゃん2020年12月8日 7:45

    こんにちわ。
    いつもと違う状況で釣ると、あれこれと自然に工夫をするので新たな発見があるので次に役立ちますね。

    楽しめたようで良かったです。

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    1. はまちゃんさん:
      は~い、おはようございます。
      どうしても自分勝手に釣れる日・釣れない日を決めちゃってる僕ですが、こうやってそれを打破するのって重要ですね!

      淀川に行けなくなってションボリしてたのが、一気に陽気になっちゃった~♪(アホですね・笑)

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  3. 今回のを読んで淀川との違いを体感してみたい気になってきました(笑)
    同じハゼでもところ変われば釣り方が変わるのが面白そうですね。
    淀川は残念ですが、この機会にホームを突き詰めて下さい。

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    1. クラッチさん:
      ハゼの生育環境が違うところで竿を出すのって、色々比較できる面白さがあると思います。 淀川や大津川に比べるとかなり数は少ないですが、独特の渋~いアタリはやってみる価値がありますよ! 特にメバルの脈釣りで繊細な釣りに卓越されてるクラッチさんには余計に面白いかも?

      それにしてもこないだのクラッチさんの釣果を見ると淀川に未練が・・・(泣)

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  4. 初めまして、タマと申します。
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    普段は淀川大橋周辺でハゼを釣っております。
    一つ質問ですが「デカハゼの弾き返しのアタリ」とはどんなアタリですか、よろしければ詳しく教えてください。

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    1. タマさん:
      コメント有難うございます! そう言って頂くと記事の書き甲斐があります。
      大橋だと2号線の下辺りなのかな? あの辺も一時はよく通った時期もありました。
      ハゼって大きくなるにつれてアタリが感じにくくなる上にアワセても掛からない事が多くなりますよね? そんなアタリの出方の一つに、竿に比較的はっきりと「食った」と判るような震動が手に伝わってくるのに、それが本当に一瞬だけで、すぐに合わせても掛からないし、道糸を緩めてじっと待っても食ってこないアタリの事です。(同時に目印のケミホタルも派手に動きますが、たぶん動いたのが見えた時にはもうエサを離しているんだと思います。 ただ面白いのは、このアタリが出たらもう一度同じコースで引いて来るとたいてい又食って来る事が多く、引き方をより慎重にして、常に道糸が緩んだ状態を保ってやると、今度はすぐにエサを離さずに、目印に引き込むようなアタリが出て合わせが効く事が多いです。

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    2. ありがとうございます。
      私はテトラで穴釣りすることが多いのですが、
      コッとアタリがあってかからないことがありますが、それと似た感じでしょうか。
      私はこの場合送り込みで対処していますが、場所によってはそれをすると根がかりになるので、結構厄介です。
      あと、厄介なのは石の隙間を狙うと、全くの居食いすることです。これは合わせられないので針はずれが多いです。ピケさんはどうされていますか。

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    3. タマさん:
      いえいえ、自分で客観的に見直す良いチャンスになりました。
      たぶん同じだと思います。 一般的なハゼ釣りの解説でも、アタリを手に感じるのはハゼがエサの端を加えて引っ張って離した時に感じる震動だ・・・って言う様な内容が書いてあったりします。 いわゆる名人級は、この離した時の明確な震動を感じるまでに食ってる事が判るって言いますが、僕には何のこっちゃらさっぱり判りません(汗)
      僕もやはり送り込みで対処して、結果的に同じくしょっちゅう根掛かりしています。(タングステンオモリだと比重が重いのでオモリの容積がかなり小さくできて根掛かりが相当減るそうなので、来季に向けて今仕掛けを作っています)
      んんん?僕はどちらかと言うとテトラより石の隙間狙いが多いんですが、居食いだと感じるアタリの経験はほとんど記憶に無いんです、何でやろ!? 僕が居食いを感じられていないのか、それともオモリの重さやハリスの長さ、竿の柔らかさ等々で食い込み具合に差が出ているのかも知れないですが、あくまで推測しかできないです。
      僕の場合、延竿での脈釣りもテトラ・石畳での穴釣りも仕掛けは全く同じものを使っており、針外れは圧倒的に延竿での脈釣りの時が多いです。

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    4. ありがとうございます。。大変参考になりました。
      「いわゆる名人級は、この離した時の明確な震動を感じるまでに食ってる事が判る」
      子供の頃へら釣りを始めた時、明確なアタリがあるのに合わせられないことが度々ありました。そのことを師匠(叔父)に聞くと「それはへらがエサを吐き出した時のアタリだ。その前に気配を感じて合わせなさい」と言われてへら師はみんな超能力者かと思ったことを思い出しました(笑)
      居食いについてはたぶんハリスの長さでしょうか、エサを漂わせたいので10㎝ぐらいにしていますので、それが違いになっているのかもしれません。
      また、質問させていただくことがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。

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    5. タマさん:
      へら釣りも凄く奥の深い釣りだって言いますよね! まさに同じような事があるんですね。
      エサを自然に漂わせるか、釣る者が自分の意思でエサを操るか、いまだに悩むところですが、僕の現状はどっちか言うと自然派ではなくて攻め派になっていると思います。 でも好みは自然派なのでそれがストレスになったりしています・・・
      僕はここ十年くらいハリスの長さは3.5cmでやっています。
      質問を頂くと、自問自答するのでとても有難いですし、考えている時間が楽しいです! また何でもおっしゃって下さいネ!

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