22時頃に備前、伊里の駅に降り立ちました。
終電で、降りたのはじじばば各1名・・・無人で、自動改札も何もない単線の駅
駅前も真っ暗闇で、少し心細い感じがしますが、とにかく釣り場へと急ぎます。
テクテク・テクテク・・・およそ20分で①の河口ポイントへ、思ったより早く着いたので、ひとまず竿を出してみます。岸寄り、竿いっぱい、ゴロタ石の近く、橋下(人ではない)を探りますが、無反応・・・水面も、どんよりして動きが無いので、30分程度で切り上げて、お楽しみの②の鉄板ポイントと読んだ船上げ場のスロープへ
テクテク・・・10分後には、漁港に到着
草むらから2匹の鹿が慌てて山の方に逃げていきました。
勢い込んで、スロープ中央に仕掛投入・・・あれ?
もっと浅いとこかなー・・・ありょ?
深場はー・・・おにょ?
ここも、波打ち際に波がなく、ただどんよりした海面にボラが踊るのみで、無反応
スロープに続く波止の漁船の間もこまめに誘いますが、気配すらなし。
期待が強かっただけに、ひつこくあちこち探ったのですが、結局変化の無いまま次のポイントへ・・・
③④⑤⑥のポイントは、湾に沿って走るメイン道路に面して連なった場所です。
テクテク、ポチャン・・・テク、ポチャ・・・テクテクテク、ポッチャ~ン・・・
順次石積みの足元を中心に探っていきますが、ここもどんより動きのない水面で、ときおり小魚の群れが通り過ぎる程度で、やはりアタリは皆無です。
徐々に焦る気持ちが強くなりますが、ひととおり予定していたポイントは丁寧に探り続けます。
一睡もしていないのと、歩き続けているので、徐々に疲れを感じるようになってきて、『なんで、わざわざこんな遠いとこまで徹夜で、釣れもしない想像のハゼ釣りにきたんやろ~・・・』って投げ出したくなってきました。
時間を見ると2時頃です。
まだ、始発まで4時間程もあるやん・・・駅に戻ってベンチで寝るかなー?
いや、逆に言うとまだ釣りを3時間もできるぞ・・・予定の⑦まで、とりあえず行ってみるか・・・
テクテクテク・・・おや?ええ感じの小砂利と砂の混じった小さな浜が出ています。しかも自然のスロープになっていて、波も少しあります。
せっかく来たし、このスロープだけでも探ってみるか・・・
ポチャ・・・クンクン♪・・・クイ~~ン・ヒュンヒュン♪
おおお~!やっと来たがな~・・・外道のマハゼですが、17-8cmはありそうで良く引きました。
同じ処に仕掛けをポチャ・・・
手前にポトッ・・・
アタリが全く途切れません。
ヘタに誘うと、デキハゼがヒットしますが、できるだけ小さな上下動をすると、大抵は良型が乗ってきます。
約2時間、エサが無くなるまで釣れ続きました。
デキハゼが掛かったのは数える程で、15cm以下のヒネのリリースは1/3程度でした。
しかし、今日の勝負は勿論負けです。
ウロハゼは、ただの1匹も出ず!
18cm以上も、たったの6匹!
・・・ハゼには、なかなか勝てへんな~
でも!だから?いつまでもこの釣りが止められへん。
終わり良ければ全て良しの結果オーライの一日になりました。
仕掛けはホームと同じですが、
オモリ付自動ハリス止めのすぐ上にチモトホタル(エサを付ける時の目印用)、道糸の途中に25mmのケミホタル(アタリ取り用)を付けています。
針はキジスペシャル8号
エサ:赤イソメ(店によっては、ゴールドイソメとも言うみたい)800円
18.5cm、1匹(本日の長寸)
18cm、5匹
17.5cm、6匹
15.5-17cm、37匹
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釣りを終えて駅に戻る途中で、漁港に回ってみたら、不要になったこれが山のように捨てられていました。
そうです!これがウロハゼの壺漁に使われるものです。
風化したものや割れたものが捨てられていました。
上の物は、備前焼で焼き締まって美しい景色が出ていたのですが、底部がごっそり割れてありませんでした。
こちらは風化が激しいですが、付着物が美しく、目立った割れもなかったので、漁協の方に了解をもらって1個持ち帰りました。