2016/10/28

ヴェネツィアの食 No.2

食べ歩きの話題が続きます。
レストランだととにかく一皿の量が多いのと、総体的に塩味が濃いめなのがちょっぴり不満かな?

そんな中で、
2ヶ所目のホテルの朝食はとても満足な内容で、毎日同じような内容でもついつい食べ過ぎちゃいました。
パンも、ジャムも、ハチミツも、ヨーグルトも・・・ぜーんぶここのシェフ手作りだそうです。
その上、チーズもハム類も最上級品がいくらでも食べられます。
それと、白ワイン・プロセッコも飲み放題!しかも品質が高い
 こちらは、本島でのバーカロ(立ち飲み屋)巡り
いわゆる有名店ばかりですが、ワインもおつまみ(チェケッティ)も文句なしに美味しい♪
・・・ここで一言:総じてこの手の店はごったがえしてますが、店員さんは嫌な顔一つせず、僕らのような外野である観光客にも笑顔でてきぱきと応じてくれるのです!
最も老舗と言われるお店

 そして念願のTorbolino(この時期にしかない発酵途中のまだアルコール度の低いもので、ブドウジュースみたいに甘く香ります)にありつけました。
手前のデキャンタに入ってる濁った黄色い液体:昔ドイツに短期間住んでた時に大好きやったので、もっかい飲みたいと思ってたんです。
え!?日本語の看板やん
しらけるな~(笑)
一杯ひっかけては、別の店へ

 ここも超有名店で、凄い人


この肉団子がここの名物
・・・???これが!?

ちっこいグラスに入ったぐい飲みワイン
これが有名なオンブラです。

日は移って、ブラーノ島の昼食:しょうもない外観の安ピザ屋さん
ところが、ドッコイショ!!! 海鮮がメチャ新鮮で、海の香りが楽しめるメチャうまやったー♪
 でもって、夕食はここブラーノ島(と言うよりヴェネツィア全体でも)で最も有名なお店
"al Gatto Nero" 黒猫ちゃんです。

もう1件のダ・ロマーノと同じく新鮮で美味しい!

今回の思いっきり変化球がこれ!
これで1/3くらい
 ウナギのかば焼き:と言っても味は付けずにシンプルに表面がカリッとするまでじっくり焼いてあり、中はフワフワ
特徴は短くて太いのが一匹丸ままドカーンと出てきます。
すっごい油ですが、嫌みのない旨味たっぷりで意外にさらっと食べれちゃいました。(勿論、ケイちゃんとのシェアですけどね)
デザート:取らんといたら良かった
・・・まずくはないけど、甘い甘いただのクリームやん

でもって、今回の旅行で最も楽しみにしていた、ホテルVenissaのレストラン
コースだと最も安いのでも、一人130ユーロから
この夜は雨脚も強く離島で高級レストランのせいもあって最後まで僕らだけ
担当のソムリエ(メチャかっこええ若者で、とても気さくで親切で、しかも釣り大好き人間やった)と、テーブル担当者と相談して、コースは取らずにこの日の朝仕入れた中から一番お勧めなのをお任せで作ってもらう事にしました。

モダンな感じの店内で、厨房も見えています。
 ミシュラン☆☆ですが、これが担当シェフ4人全員を対象に与えられるのは珍しいそうです。
前菜・第一皿・第二皿・ドルチーとそれぞれに担当シェフが決められているのが、今のここのスタイルです。
前菜前のアミューズ
スプーンに乗った、カタクチイワシの刺身:ピスタチオソースが馬鹿旨!!!
僕もやってみよーっと

前菜1:ここで育てた野菜のみの泡泡クリーム

前菜2:このエビ刺最高やん♪

・・・で、この琥珀色のワインこそ!
 この宿 "Venissa Wine Resort" と言う名前のゆえん
ブドウの品種はここだけのもので、一度アックアアルタで壊滅状態となっていたのが、別の離島トルチェッロで数株だけ見つかり、それをここのワイン畑に移植したのだそうです。
また作り方も通常の白ワインと違って、赤と同様に皮ごとつぶしてジュースにするそうで白ワインでありながらタンニンを感じる味に仕上がっています。
何も言われずに、目をつぶって飲むと赤ワインかと思う人も居るかも。
赤とか白とかの区別はできないワインで、香り・味わいともに非常にユニークだと思います。
今まで飲んでたワインって何やったんやろ・・・と思う程楽しんで飲めるワイン♪
ほんでも、2度とこんなワインは飲めへんな~(涙)
余談ですが、このワインの瓶はムラーノ島の手作り吹きガラス製で、ラベル代わりの金箔もベネツィアの伝統金箔師によるものだそうです。

・・・と言う事で、このワイン一杯の値段は!?!?!?
日本で通常のワインが2-3本買えるくらいなのだー!
魚料理:そのままではないですが、海藻を使ったパリパリがアクセントに・・・
イタリアでも使われるとは驚きです

この魚は朝入荷の時、生きてたよ~って

ドルチーその1

その2:キャワイイ~♪

その3:薫・香・芳!!!
 一品ずつの量も腹7分目で、素材が生きた塩味を控えた上品な味付けで、もっと食べたいくらい満足できるものでした!
他の多くのレストランとは全く異なるもので、あの塩味の強いレストランで食べてる地元の方にここの味が通じるのか心配になるほどでした。
ここに来て良かったー!高く出してもそれ以上の価値がありました♪

でもって、また別の日のお昼ご飯は、普通のレストランへ
雨がひどく街ブラができないので、水上バス5分にあるトルチェッロ島の人気No.1レストランへぶらっと
 昼時やのに、雨脚が強い上に小規模ですがアックアアルタのせいもあるのか、観光客が皆無
この有名レストランも結局最後まで僕らだけでした。
ほんまに、ベネツィアのタコは美味しい!
タコ・イカばっかし食べてたような・・・(笑)

エビの旨味が生きた一品
・・・あとちょっと塩味がすくなかったらなー

イカのイカ墨煮:白焼ポレンタ添え
・・・塩味が惜しいなー

エスプレッソは僕はいつもダブル
ベネツィア名物のS字型クッキーがおまけに

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