2014/01/31

ハゼって何んや?分類学的に(2/2)

ハゼ亜目
このグループに属しているサカナを一般にハゼと呼んでいます。
亜目の下には、9科270属が含まれ2200を超える種から構成される、サカナの中でも最も繁栄しているグループの一つです。
尚この内1950種はハゼ科に属しています。

この中で名前を知られているものをいくつか紹介します。

科としてはやはりハゼ科で、ムツゴロウ、トビハゼ、シロウオ、ヨシノボリ、チチブとよく知っているハゼはほとんどこの科に属しています。
勿論、マハゼ・ウロハゼはこの科の代表格ですね。

他には、ドンコ科・・・ドンコ:日本では珍しく完全な淡水に住んでいる大型種で最大 25cm、腹ビレは左右2つに分かれています。

そして、カワアナゴ科・・・カワアナゴ:海で産卵し、成魚は汽水域でも最上流部に遡って暮らします。最大 35 cmで、これも腹ビレは左右2つに分かれています。

他の科は、あまりなじみがないものが多いようですが、ダイバーに人気があるものや、アクアリウムのペットとして人気のある可愛いものや綺麗な種も多く居るようです。

釣りと言う意味合いでは、サイズがそれ程大きくないので、世界的にみて大人気とまではいかないようですが、東南アジアでは比較的大型種が生息しており、わざわざ狙う事が結構あるようです。
ハゼは英語で言うとGoby(ゴビー)ですが、釣り対象になった場合、Sleeperと呼ばれる事が多いみたいです。これは、通常底で物陰に隠れてじっとしている性質からきています。(ハゼじゃないのもSleeperと呼ばれてるのもあります。)
釣り対象のハゼのSleeperとしては、
Spotted Sleeper (max. 40 cm)、Bigmouth Sleeper (max. 60 cm)、そしてハゼの中で最大種であるMarble Sleeper (max. 80 cm)が有名です。(いずれも、正式名称ではなくて釣り人の呼び名です。)
これら3種はいずれもカワアナゴ科に属しているようで、特徴であるゴロンと丸い体型をしています。
また、以前にも紹介しましたが、このMarble Sleeper (マーブル・ゴビー)は東南アジアで高級魚として盛んに養殖されていますが、養殖されているハゼはこの種のみではないでしょうか。

これに対して、日本における大型の種はどうでしょうか?
種子島・沖縄地方に住むホシマダラハゼ(カワアナゴ科)が最大 45 cm、次いでカワアナゴ(カワアナゴ科)が最大 35cm、特殊なところでは有明海周辺に住むハゼクチ(ハゼ科)が最長 60 cm、ワラスボ(ハゼ科)が最長 40cmでいずれも細長い体型をしています。
ワラスボ!怖い顔ですねー!

・・・で、おおざっぱですが、ハゼの仲間の紹介でした。
次回は、オマケ編として、日本各地の食用としてのハゼをご紹介します。



2014/01/30

ハゼって何んや?分類学的に(1/2)

暇な時期はこんな事調べて遊んでます。

世の中にサカナがいっぱいいる中でハゼってどんな位置に居てるんかなーって調べてみました。
釣り人の目で簡単にサマッてみますので、学問的には間違いもあるかもです。(ペコ)

魚の中には、現在では絶滅してしまった古代魚のグループや、サメやエイの類が含まれる軟骨魚類、そしてシーラカンス、ハイギョ、チョウザメ等の特別な種類を除くと、一般的に我々がサカナとして親しんでいるものは全て『新鰭亜綱』の中の『真骨類』に属していると言って過言ではありません。

そして、この『真骨類』の下には40個の【目】と言う分類のグループがあり、2万7千種類あまりのサカナが属しています。
よく知っている名前の【目】を少し列挙すると・・・
ウナギ目・ニシン目・コイ目・サケ目・カサゴ目・カレイ目・フグ目、そしてスズキ目があります。

このスズキ目は全ての動物の分類の中で最大の【目】であり、この下には20個の【亜目】が属しています。
この【亜目】の中でよく知られた名前のものは・・・
スズキ亜目:スズキ目の下の亜目の中でも最大のグループで、アジ・ハタ・キス・イサキ・タイ等々最もなじみのあるサカナが含まれています。
他に知っている名前の亜目としては、ギンポ亜目・ニザダイ亜目・サバ亜目等々、そしてハゼ亜目もここに位置しています。

次回は、このハゼ亜目の内容を釣りとしての視点から、ご紹介したいと思います。

2014/01/25

♪ 坊主協奏曲 ♪

ここならどうかと行ってきました・・・
風もなく、ダウンのジャケットが邪魔になるくらい温かい冬の一日
チチブは元気でしたが、マハゼにはアタリにさえもめぐり逢えませんでした。

これで心おきなく今期のハゼが終了できます。
(悔しいけどね・・・)
2月は釣休で~す

2014/01/23

退屈しのぎに・・・

なんだか漆が塗ってみたくて堪らなくなりました。
・・・と言っても漆科の植物の代替え漆ですが。

3月から行こうと思っているギンポ釣り、
去年は竹竿の穂先をそのまま使ってましたが、
今年は2本の並継にして、手バネ竿に作り替えてみました。

素人のお遊びなので、工程は載せてもつまらないので、完成品だけご紹介

全長は78cm
漆は”透”と言う、天然のままの色で透明なのを使いました。
これが顔料も加えず、漂白もしていない基本の色合いです。

本来は塗る毎にヤスリをかけて平滑にしながら何度も塗り重ねるのですが、ヤスリをかけずに3度塗りで仕上げました。
透明色の場合少しでも塗り方に均一性を欠くと、塗りムラが非常に目立ち易いと言うのが良く解りました。
顔料の入った不透明系のものなら、こんな事にはなりませんが、春慶塗が好きな僕は、この透明感が大好きです。

オモリ負荷3号をかけると軽く曲がる程度です。
強引にギンポを穴から引きずり出すには、これでも少し不安がありますが、逆にスリリングで面白みがあって丁度良いと思います。
さあ、今年のギンポ釣りはどうなるかな~♪

2014/01/19

週末は・・・

金曜日仕事中にケイちゃんからメールが
「明日カニ食べいこう~♪」


「んんん???」・・・まあ勝手にして
「ええよ」・・・と、返事(ハゼ行くつもりやったのに・・・)

ケイちゃん
「三国港の望洋楼がいいの♪」


「今から明日の予約なんか空いてる訳ないやん」
(一年前から予約満席の旅館
・・・これなら、ハゼ行けるわ ^^)

ケイちゃん
「取れた~♪」
「電話したら、キャンセルが出たとこやったー!」

僕の独り言
「恐ろしや・・・ケイちゃんパワー!」

・・・で、到着











部屋付の露天風呂と下の磯・・・え!釣れそうやん(泣)











さすがに日本一と言われるだけあって、同じ越前ガニでも今まであちこちで食べてきたのとは、まるで違いました。
ケイちゃん有難ね~~~♪
 
 
左下にちょこっと地魚が・・・寒ブリとガシラ!
焼ガニにする前
やっぱし、茹でガニ
ここのは、越前蟹の黄色タグに加えて、
この店用の品質を表す旅館名のタグが

来週こそは、ハゼ行けるかな~♪

2014/01/10

2014年:釣行計画


対象 場所
1~2 落ちハゼ   加古川
3~5 ギンポ   播州・八家川
テナガ   淀川
  カワアナゴ 夜釣 揖保川
カワアナゴ 夜釣 淀川
ヒネハゼ 徹夜 備前・伊里
ヒネハゼ 夜釣 揖保川
  当歳ハゼ   淀川
10 ハゼ 徹夜 志摩・伊雑ノ浦
11 ハゼ 夜釣 久々子湖
12 ハゼ 夜釣 ホーム

【概要】
この通りにすると言う訳には行かないでしょうが、できるだけこのスケジュールに沿って進めたいと思います。
この表以外に、9月頃からは、ホーム・加古川・淀川は時間が許して潮位が合う限りは通うつもりです。

1~2月の加古川
釣れない事を確かめてみたい・・・でも寒いしなー・・・

デキハゼ
狙いは止めるつもり・・・どうも性に合わないみたいや

テナガ
”テナガのアヒージョ”食べたいから、一度だけ行くつもり・・・でも、合わせまでの待時間が、これも僕の性に合わないなー

カワアナゴ
日本に生息するハゼ亜目の中で、ハゼクチに次いで大型で貴重な生き物らしいですが、淀川・揖保川にはそこそこ棲息しているようです。
あの重量感とパワーがどうも病みつきになってしまったみたい。
各釣り場で年に一度だけ自己解禁して狙ってみようと思います。
キープの足切りは20cmで、目標は25cmオーバー

備前・伊里
去年はウロハゼ狙いで失敗しましたが、今年は最初からヒネハゼ狙いで去年より一カ月後に行ってみます

揖保川
この川は遠いのでつい足が遠のきますが、この川の大型マハゼの真価をもっと引き出せるでしょうか?

淀川
去年は良いポイントに出会えたと思った矢先に台風でストップ。
今年こそはこのポイントをもう少し把握してみたい

志摩・伊雑ノ浦
20年くらい前から関心を持っていた場所
・・・今年は一度じっくり攻めてみたいな

久々子湖
オフ会定例化するのかな?

ホーム
今年はクリスマス・ハーゼの潮回りみたい ^^

2014/01/05

鯊唐墨

できました ^^

2014/01/04

京ぶら

先ずは精進料理を






昆布と椎茸のみで、鰹節は使わないのに深い滋味












後は、年始の京をただぶらぶら・・・

 
 









2014/01/02

竿始め

明けましておめでとうございます

六甲山脈のシルエットを背景に、夕暮れと共に竿を出しました。
30分ほど経っていたでしょうか、思ったより早く結果が!
4.5mの竿をいっぱいに振り込んで、ゆっくりゆっくり引いていると、藻に引っ掛かったような重ーい感触があり、それが1-2秒続いたので竿を立ててみました。
最初は、やっぱし藻が引っ掛かったのかーって思っていたら、簡単には竿が立たず、その内にえらい勢いで下向きに引き始めました。
えーっ!て感じで上がったのがこれでした。








結構デカイし、恋しい恋しいオタマジャクシ型のハゼちゃんでした・・・ヤタ~~~♪
今期は、ちょっと無理かなと思っていたのに、なんとか会う事ができました。
でも、この後満潮を挟んで更に1時間ほど粘ったのですが、これ一匹で終わりました。
でも、満足のいく一匹でした。





こんなにデカイ卵・・・立て塩にしているところです。
2-3日冷蔵庫で乾燥させれば出来上がりますよー!












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僕が、敬愛する方々から、励ましの言葉を頂いて感謝しています!
また1年続けようと思います・・・宜しくお願いいたします。