2012/09/30

ハゼ なんじゃかんじゃ !?

楽しみにしていた淀川ハゼ釣大会が中止になり、懲りもせずホームに朝メシ前行って来ました。
実は昨日の記事には書きませんでしたが、結構デカイウロハゼを目の前ポッチャン(ハリスが岩で傷だらけになってたのが原因)やってしまったので、これを逮捕したかったんです。

・・・で、捕まえた~!!













尻尾がかじられて短いのが残念です。
ウロちゃん2匹に、今日最長寸のマハゼ(15cmジャストしかないです)
そして、お腹の中から失った針が戻ってきました。
そして今日のマハゼの腹からは、かなりな個体からこんなものが出てきました。
ちっこいちっこい貝殻:稚貝を丸のみにしているようです。
(去年は、アサリの稚貝が若干見られました。)
左右のが、長径3mm程度、真ん中のは1mmくらいです。







”ハゼチンコ”
ここ何度か捌いていて気がついたのですが、普通捨てるこの部分美味しそうじゃないですか?
普通の魚と違って、骨は無くて筋肉質のみのような感じです。
まだ、料理がイメージできませんが、色々やってみようと思います。








====================
”仕掛け紹介”
【針】











左から
ケン付流線キス8号(比較用)
一刀アマゴ王(4号、5号、6号、7号)渓流針半スレ
キジスペシャル8号、渓流用半スレ

ここのところ、このアマゴ王のみです。
4号は5月のデキハゼ用
7号は18cmオーバー用
前から、7号より大きいのが欲しかったのですが、前回の加古川のヒネで1/3くらいが飲まれてしまったので、似た形状の8号と言う事でキジスペシャルを使ってみました。
15cmでも充分針掛かりするし、大型のウロでも飲まれる事はありませんでした。

【自作オモリ付ハリス止め】作り方はこちら













左から、使用しているオモリは、
0.3号、0.5号、1号、1号流線型です。
0.3号は脈釣り用
1号は穴釣り用
縦長型は特に意味がありませんが、玉型の方が使い易いようです。

☆ 来週は、雨が降らずに息子の都合がつけば揖保川に初遠征の予定です。

ハゼの捌き方教室 ♪

リクエストに応えてやってみましたー
(ん?シーンとしてる・・・誰も、そんなん言うてない?)

刺身にしまーす
☆ 刺身にする時は、釣りに行く時から用意が必要で、夕方に捌く時まで活かしておくように、生きたまま持ち帰る必要があります。ホームは近いので、バッカンに入れて持ち帰り、家ではブクブクで活かしておきます。
ハゼは死ぬとすぐに体内の酵素が働いて死後硬直を起こし、もともと透明な身が真っ白に変化します。こうなると、身がサクい状態になってしまい歯ごたえが無くなります。
生きていると身体はグニャグニャして非常に手で持ちにくく、また身がプリプリで刃先が通り難いので気をつけて下さい。だから良く砥ぎ上がった刃先が重要です。
但し新鮮でさえあれば、死んでいるか生きているかで味には影響がありませんし、火を通す料理には、身の歯触りにも全く影響はありませんので気にしなくて良いです。

今日(土曜日の釣果)の生簀:14-15cm、14匹・・・家族3人にちょうどくらい(一人9切れくらい)










【ナイフ】
果物用のペティナイフ(刃12cm)
ハゼ用に良いのが見つかるまで色々使って、3本目で気に入ったのに出会いました。
もう30年くらい使ってます。
特徴は、薄刃であって砥石で砥いだ時に刃が良く立って、なまくらにならない点です。
砥石はお爺さんの代からある天然石の仕上砥石で優れ物です。










爪に立ててみて、ひっかかってツルっと動かない事で判断しています。
手に持った紙が、軽く切れる状態です。










料理スタート
刺身を食べる時間から逆算してスタート・・・僕の場合は、2時間前くらい

【ウロコ&ヌメリ取り】
先ず、頭にナイフを突き刺して〆めてから、ヒレのヌルヌルとウロコを完全に落とします。
下に、このヒレの黒っぽい汚れが落ちています。










【頭を落として、お腹を取る】
胸ビレに沿ってナイフを入れ円を描く感じで骨まで切り、反対側も切ります。
腹ビレのちょうど付け根で切れるくらい。










絵にしてみました。







頭を落としたところ:肝は傷つかずに全く切れていません。










お腹を裂き中身を取って、黒い部分と血合いを取ります。







ここまでが下処理で、たっぷり水を使って完全にヌメリのない、綺麗な状態にします。
釣ってきたら、後どんな料理にする場合もここまでは出来るだけ早く処理します。
綺麗な布巾で完全に水分を拭き取ってから、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておけば、次の処理は翌日になっても鮮度は保たれるように思います。
刺身の場合は、すぐに次の工程に移って下さい。
一息つくなら、せいぜい30分以内です。

続いて刺身用に捌きます:本捌き
僕の場合、ここまでの下処理に全体の2/3の時間を要します。
ここから先は、割に楽で1/3の時間です。

『注意点』
ここからは、水気は厳禁です。
また、できる限り身に手の温度を伝えないように注意して下さい。
本当のプロは、料理の時に手の温度が下がるそうですが、そんなんでけへん(笑)

【3枚におろす】
尾びれ側からナイフを背骨に沿わせて切り取ります。







半身が終了







骨せんべいの元です ^^
向こう側のナイフが透けて見えてます。







【腹骨を削ぎ取る】
最初に小骨を切って横切る事になるので、ナイフの切れ味が重要です。
本当は、左手を添えてすき取る感じで。










取れました










【皮をひく】
自分では写真に撮りにくかったー:家内の協力得られず(汗)
左手の親指の爪先で尾の先端を固定して、皮と身の間の細胞を切り分ける感じです。
ナイフをまな板と平行にして、まな板に押し付けています。
17-8cmを超えると、多少荒っぽくやっても皮がしっかりしていて、ちぎれないので楽です。










ひき終わり





皮は、蛇の抜け殻みたいになります。
身には、皮の模様みたいのが残っています。







《追記》小骨の処理
小骨:中骨(=背骨)から垂直に立っている骨
今回のサイズだと、全く気にならないので取りません。
17-18cmを超えると人によって(家内は気になるそうです)歯に触るようなので、取り去ります。
方法は半身を更に上下に切り分けて、間にある小骨を鋤き取ります。
料理屋によっては、取らずに薄造りにする事で小骨を切っているようです。
ちなみにハゼの刺身を出す店を調べてみると、北から松島、江戸、浜名湖、岡山、福岡に数件ずつ存在するようです。僕は、まだ料理屋で食べた経験がありませんが、経験のある方がおられたら、小骨の処理がどのようにされていたか教えて下さいね。


今回は、良く解るように、模様のある更に盛ってみました。
活けで、死後硬直までに仕上げると、このように身が透明で下の模様が見えています。















この状態が、ハゼ刺しの醍醐味です。
モチモチで歯を押し返してくるような噛み心地と、噛むほどに出て来る甘みは、鯛にもヒラメにも勝っています。

♪ これやからハゼが好きや~~~ ♪








2012/09/23

♪ ピケ’s キッチン ♪

標題は髭地蔵さんの命名、気に入って使わせてもらってまーす ^^

定番のアーリオオーリオでハゼのフィレを皮目だけ強火でサッと焼いて、仕上げに白ワインを少し。















後は、ジェノベーゼと共にアルデンテに茹でたパスタを混ぜるのみのシンプルなものです。

= Spaghetti Ghiozzo =














===============================
日曜日のお昼過ぎ:近くの小川の雨後の様子を見に・・・小一時間

良くこのブログに訪問して下さる師匠のジョニー出っ歯さんが、来られました。
初めてお会いして、色々な話を聞かせて頂けて、非常に光栄でした!
尚このポイントは、今回程度の雨では全く影響がなく、JDさんも私も入れ掛かりで楽しめました。
サイズは12cm程度が中心で15cmくらいの良型もそこそこ混じりました。

2012/09/22

☆ やる気満々 ☆

9月になって加古川に行ってなかったので、ヒネ専で夕方まで行って来ました。
丁度昼時に現地に到着し、川のすぐ手前にある前から気になっていた”すっぽんラーメン”で腹ごしらえ・・・コクがあるけど非常に上品なあっさりしたラーメンで気に入りました。
すっぽんパワーでさあやるぞ!








→の辺りが今日のポイントです。











一投目から18cm級がかかってきます。
活性は低いですが、しばらく誘うと必ず飛び出て来る様子。
5匹目くらいで、これは!と言うデカイのが飛び出てきました。
→のところから










やっぱし、すっぽんパワーが効いてきた?
今日は、最初からヒネのみ持ち帰る事にしていたのですが、
釣れて来るのは、ほとんどヒネ!
リリースはほんの10匹程度でした。

13:00-16:00
リール付極小テトラ竿での、テトラの穴釣り
自作1号オモリ付ハリス止め
ハリス0.8号4cm、針一刀アマゴ王7号
17.5cm-19.7cm、28匹
夕方に用事があったので、早めに切り上げましたが、まだまだいけそうでしたが、サイズ揃いでこの数は久しぶりの爆釣で満足です♪














最大のは、20cmは優に越えてると思っていたのですが、
計ってみると、泣きの20でした。
19.7cm
ちょっと残念でしたが、Hカップ後半戦にひとまず登録します。







腹からは、結構大きめのカニが出て来ました。

2012/09/20

♪ 今日の料理 ♪

= 鯊の煮こごり =

ハゼ料理もだんだん手詰まりになって、なかなかこれは!・・・と言うアイデアのひらめきが出てきません。
そんな中で、久しぶりに料亭の味にしてみたい料理を思いつきました。

今までも、チビハゼを簡単だからと言う理由で煮付けにしたり、備前地方の料理屋で出されると言うウロハゼの煮付けは作ったのですが、冷えても煮汁が固まりませんでした。きっと、ハゼに含まれるゼラチン質は、カレイのように多くないのだと思います。
だからと言って、ごまかしでゼラチンなんて使いたくない!
・・・で、頭と中骨をたっぷり使ってひたひたの水から煮て、ゼラチン質たっぷりであろう出汁を取りました。
下処理をしっかりして、エラも綺麗に取り除いておいたので、出汁はまったく臭みもなく非常に良い味が出ました。
それに醤油・砂糖・味醂で味を付けて、ハゼの三枚おろしの荒切りと、塩水で一晩血抜きをした肝を入れてサッと煮ます。
冷えたら、型に入れて冷蔵庫で冷やして・・・
うまい事固まったー!









今日の盛りつけはまあまあかな?
めっちゃ美味しいです!料理屋で出す自信ありの一品
家内が『この肴には、酒や酒やー!』と叫んで、喜んでくれたとさ(笑)

2012/09/17

孫 &ハゼ ♪

今朝は孫坊主の希望でハゼ釣りです。
(なんじゃかんじゃ理由つけて行ってます)

今日はデビューから4回目
・・・ちょっとカッコになって来た?













自分だけで竿持って、初めて一匹釣れました。
ハゼも触れるようになってきたし・・・着々と計画進行中(デヘヘ)

今日は潮が非常に高く、水はどこまでも澄み切って
・・・リラッハゼもええとこ、エサはうっとうしいみたいで避けて通ります。
なんとか言い聞かせて一食分だけお縄になりました。
ちなみに、チョイ投げの方がおられましたが、完璧にアタリが無かったそうです。
孫と一緒の時は生かしてお持ち帰り・・・
生きてる限りは小さくても刺身にせにゃ!(これ僕のようわからん持論です)

穴釣り用マーカー竿
(前にも紹介しましたが、なかなかの優れもんです。)






仕掛けは昨日の穴釣りと同じ
6:30-10:30
13.5-14.5cm、20匹

2012/09/16

週末のハゼは?

【土曜朝】
今年は一度も行ってなかった、近くの小川
(ホームの次に近くて、自転車で10分)
昨年は、ほとんどハゼの姿は見なかったのですが、今年は我が家の周辺はどこも良いようなので、ちょっと様子を見に行ってきました。











6:00-6:30
入れ食い状態ですが、葦の生え具合が変わってしまって、大型の出るポイントが判らずじまい。
13cmを越えるものが一匹も出なかったので、全て即リリースですぐに終了しました。
この調子で遅い時期まで居残ってくれたら(かなり上流なので)晩秋には期待できそうです。

【土曜夕方】
淀川ハゼ釣り部御一行様(部長を含めて3名)が、僕のホームに来て下さいました。
14:00-17:00
満潮(18:41)までに少し早過ぎたので、ボチボチ釣れる程度に終わり申し訳なかったです。
皆さんに一応15cmの良型が来てくれたのがせめてもでした。
せっかくのチャンスやったのに、皆さんの写真撮り忘れ(泣)
ちなみに僕は一匹も13cm越えが出なかったので、全リリースでした。

【日曜朝】
ホームで型が上がらないのが不満なのと、このところ満潮時にアタリが極端に止まるのに少し疑問を抱いていました。
ただ潮止まりで食気がないだけなのか、どこか集まっている場所があるのか・・・
色々考えていて、時期は早いが穴釣りをしてみたら?と言う考えが浮かびました。
概して穴釣りには良型が出易いのは経験的に知っているし、満潮時にハゼが石畳の中に入っていても不思議はないからです。

ホームの石畳は既に石が完全に波の下になっています。



















穴釣りには、まだ時期は早いがなーっと思いつつ足元の穴に落とし込むと、13cm級がすぐに食い付いてきました。いけそうや!と言う事で順に穴を探って行くと数匹目で本日の一番(と言っても15cmちょうどですが)が上がります。











その後も、そこそこ調子良く続ける事ができました。

6:00-8:30 (満潮6:48)
90cmテトラ竿(ミニリール付)
手製1号オモリ付自動ハリス止め、
ハリス0.8号4cm、針一刀アマゴ王6号
14.5-15cm、9匹
13-14.5cm、16匹
リリースは同程度ですが、12cm以下のチビちゃんはほとんどいませんでした。


















ねっ! やっぱし居たやんか (^^)v

☆明日は天気が下り坂みたい・・・エサは300円仕入終了ですが・・・

2012/09/09

昨日のハゼちゃんは・・・

んぺい

・・・に、なりました。
かねてから、一度やってみたかった贅沢な料理♪
ハゼの上品な白身は絶好の素材のはずです!

・・・で、ついでに一体どれだけのハゼから純粋な身がどのくらい取れるのか量ってみました。
昨日の27匹全重量 = 520g
ウロコを取って、頭を落とし、腸わたを出すと = 314g (60%)
三枚におろし、腹骨をすき取り、皮をひくと = 220g (もとの40%)
(尚、サイズが上がにつれて、身の有効率も上昇すると思います。)

先ず刺身状態の身を包丁で出来るだけ細かく切り刻みます。










次いで、少量ずつ丁寧にすり鉢であたります。










長芋のすりオロシを混ぜて、更にあたります。










最後に、泡立てた(普通は、そのまま使うようです)卵白と極少量の塩・砂糖を混ぜます。










クッキングシートの上に成型して










熱湯で茹でます。










【別バージョン】
せっかくのハゼ肝を利用したかったので、
一晩塩水で血抜きしてから充分に水を切って、すり鉢でペーストに










これを混ぜ込むと・・・
あらら、油分が多いので、せっかくの泡が消えてペーストは表面がツヤツヤになっちゃいました。










できあがりー!
さあ、どんな風合いに仕上がったでしょうか?
(左が肝入り)















意外にも、肝入りの方がホワホワと風合いも良く、当然の事ながら味も良いです。
ただキメの細かさに関しては、市販の”はんぺん”のようにはいきませんでした。
素朴さと、ハゼの上品な甘みが身上の一品になりました。
苦労と時間がかかる割には、それほどインパクトは無いので、もう一度作る事はないでしょう・・・

2012/09/08

久しぶりの淀川

一か月弱ぶりなので、どんなに育ってるかが楽しみでした。
左岸阪神電車鉄橋すぐ上の砂浜ポイントは、30分ほどあちこち探ってみましたが、全くアタリなしでした。ここは初期のデキハゼのみのポイントなのかも知れません。

次に、上流側の三角テトラに移動・・・一投目から元気な子が食ってきました。



















しばらくすると良い型も混じります。



















今日はここでじっくり粘りました。
途中、淀川ハゼ釣り部・部長の髭地蔵さんが様子を見に来て下さいました。
更に上流の方で、朝がたの短時間で良型中心に30匹以上の釣果との事・・・さすが部長や~!
その後も粘りましたが、もう一つ結果が伸びずに終わりました。













9:30-13:00
4.5m軟竿、
自作0.3号オモリ付自動ハリス止め
渓流用矢形目印、青イソメ
針:一刀アマゴ王6号
15-14.5cm、5匹
-13.5cm、22匹
これ以下のリリースは同数くらい。

良型は、狙い通り全て芦の生え際ギリギリで来ました。
明日は釣りはお休みです。