久しぶりに僕の穴釣りについて好き勝手に説明してみます。 率直に自分目線のままで書いてみますので『そりゃ違うで!』とか『ここ意味不明やけど、どうなってんの?』とかのご意見・ご質問頂ければ幸いです ❤
ところで、ハゼが穴に潜むのに時期があるのでしょうか? 関東のあるインスタグラマーの話では、一年中穴釣りで釣れない時期は無いそうなんです。 でも僕的には、デキハゼが成長し、警戒心が徐々に増すにつれて穴に入り始めると考えています。 地域差やポイント特性が濃く出るのがマハゼだと思うので一概にこうだとは言えないとは思いますが、一般論としては15cmくらいを越えるあたりから(すなわち9月頃から)徐々に、大きくなった者から順に穴に入り出すのではないでしょうか!?
【穴釣りの定義は?】
狭義な穴釣りを端的に言うと、➀ 竿先から道糸がオモリまで垂直に垂れ下がっている状態で、② ハゼの潜んでいるピンポイントな小空間のハゼの鼻先に直接エサの付いた針を挿し入れる釣り方、だと考えています。
この絵で言うとA・Bがそれで、この穴ならハゼが居る砂泥の底まで真っすぐ穴が抜けていそうだなと言う推察のもとに探っている状態です。 そう思って仕掛けを入れてもEのように穴が底まで抜けていない場合(むしろ、こんな方が多いかな)は、仕掛が深くまで入らないのですぐそれと判り、どんどん次の良さげな穴を探って行く訳です。 ごく稀に活性が高いと、奥の方からエサに向かって飛び出して来る個体もありますが、滅多にないです。(次々探り歩くので、穴釣りでは先ずじっとしている事はありません)
これに対し、種類にもよりますが、いわゆる三角テトラの場合(特に大型だと)その下の空間は広く、ピンポイントを狙うのではなくて、ここならきっと近くにハゼが居てエサに反応して出て来てくれるかな?とCのように仕掛けを垂直に下すのは、広義の穴釣りだと思います。 これに対して、同じ様に穴からハゼが出てきてくれるのを狙っても、Dのように仕掛けが垂直になっていないのは穴釣りとは呼べないと思います。
次に、僕的に大ハゼの一番良好な穴釣場だと思っている淀川の例です。 この写真は、大潮でしかも一年で一番潮位が低い時に釣りはせずに、底の状態を観察に行った時のものです。
最初このポイントに行った頃はまだ脈釣りしかしておらず、夜釣りラインと書いた辺りを昼間に流す感じで探っていました。 その内、夜釣りで大型が多く上がる事が判って夜釣りに凝ったりもしたんですが、きっとテトラの足元に潜んでいるのが近くに仕掛けを流す事でエサに飛び出して来るんだろうと、同じ脈釣り用の竿でテトラの外側ギリギリを提灯釣りのような感じで狙うようになりました。 その内、家から徒歩10分の芦屋川が海に出たところにある石畳で穴釣りを試して以来、どんどんその釣果の型の良さと、子供の磯遊びのような、自分自身とハゼの距離感の近さ&垂直な仕掛での直接的なハゼとのやり取りの面白さに穴釣りに夢中になってしまったようです。 この写真のポイントでも、自分自身でまさか・まさかと思いながらも、探る場所がどんどん岸寄りの小穴になっていった次第です。 ただ、どこでも&どのような釣り方でも、そのポイントによる癖の差(潮位・探り方・アタリの出方、等々)が強いと感じているので、この説明はあくまで一例と考えて、いかにその釣り場での釣れるピンポイントやパターンを如何に見つけ出せるかにかかっていると言う事は忘れないで下さいネ!
【僕の穴釣り竿】
とにかく『自分流の釣り方を、オリジナルの竿で、オリジナルの仕掛で釣る』のが僕流儀の穴釣りです。 特に竿にはこだわっているので、紹介させて頂きます。
当初は、竹竿にこだわっていましたが、ちゃんとした和竿とは違い手に入り易いものを簡単に使っていました。 その点で、当初は100均の竹竿を素材として良く買っていました。 好きな部分を切り取り、削り、塗料を剥がしてオリジナルに仕上げていきました。 他には、台風後の川筋や海の波打ち際には、枯れて干からびた面白い素材が多く見られ、特にグリップ用の竹や葦の根っこの面白いものを良く拾ってきて保管していました。 2~3本継ぎで、手製のガイドに手製の手バネ(ご覧のように通常のものとは全く違うタイプで、テニスのグリップを握る時のサムアップのような持ち方に親指を上にあてがって使います)
一番右のだけは、中通しでオーソドックスな手バネですが、継で中通しは僕は使いにくくて好きになれませんでした。 左から4番目のグンニャリ曲がったグリップのは、まさに前述のポイント写真のテトラ外側の穴釣り用に、テトラのピンポイントまでの距離と、ここのポイントでの持ち易さを考えて作ったものです。 ただ、釣り場に着いて、継を繋げてガイドに道糸を通してからオモリ付ハリス止を装着する時間(たかだか15分もあれば充分なのにね・・・)が勿体なくて、次のスタイルへと変わっていきました。 但し、こちらの竹製の穂先の方が細く&柔らかいので、繊細なアタリを取り易いと言う点では、これらの竿の方が優れていますが、17cm前後より大型のハゼを狙うには下記の硬めの穂先でも釣果に大差はないように思います。
全て同じ方法の改造が加えられています。 ① 中通しにする為に、穂先を抜き去る、② 手製の手バネを取り付ける、③ 竿尻から道糸を本体に入れて、先端から取り出す。 この為、全て元の設計から穂先1本分短くなり、且つ新しい穂先はかなり太目(=硬く)なっています。 そのポイントの特性と、その時の潮位によって、立っている足元の穴から、一番遠いポイントだと少しでも波だったり、ちょっとでも濁りがあったりすると穴が全く見えなくなるくらい離れた穴を狙うことがあり、狭義の穴釣りとして一番ポイントが遠い場所では右から3番目の幸釣七八九(最長2.7mから穂先を抜いて、およそ2.5m程度)を使います。 使い易さ、穂先&全体の調子&仕舞寸法・・・今のところ、これらのどれを取っても一番右の小技小物120が一番気に入っていますが、既に廃盤となってどこの店に聞いても売り切れてしまっているのが残念です! 左から2番目の小魚名人150も非常に釣り易い好きな竿なんですが、一つだけ仕舞寸法が長目なのが持ち運びの点で残念なところです。
これは、竹製から市販延竿の改造に移る頃に使ったリール用台座に取り付ける事ができる手バネで、市販のテトラ用穴釣用としてカサゴ釣りなどに使われるリール&ガイド式の短竿に、リールの代わりに取り付けて使用できます。 結構便利な手バネでしたが、全体としてな~んとなく好みに合わなかったような・・・
これら2本はお遊び気分で冗談竿として作ったものです。 上は、娘(とっくに40超えてるけど)が使っていた化粧用のランコム社の空になって捨ててあったマスカラ・ケースで作った極短竿。(作った当時、仏ランコム社製今年の新作穴竿!として冗談投稿しました。) 下は釣り用ベストのポケットにいつも入れておけるように作った超短竿ですが、結構機能性が高く、今までに20cmオーバーを上げた実績が大なんです。 これで釣り上げる大物とのやり取り程スリリングなものはありません!
【穴釣りの欠点】
* そのポイントに丁度良い潮位でないと釣りにならない事が多い(波が荒れていたり、濁りが酷い時も、穴が見えず釣りにならない事もあります)
* カニがうるさく、エサを取られたり、根に持って入られたりする頻度が高い
* 狭くて深い穴=根掛かりし易い穴こそが一番の狙いどころと言ってもよいくらい・・・って事は仕掛けのロストは覚悟の上(ひどいと、1回の釣行で10個以上のオモリ付ハリス止を失うのも当たり前)
・・・とまあ色々ありますが、とにかく大ハゼとの距離を間近に感じながら遊べるのが楽しくて堪らないので あな~る ❤
こんにちは タマです。
返信削除私はハゼが穴に潜むのに時期はあまり関係ないと思います。
先日、淀川で釣ったハゼもすべて穴釣りでした。
ハゼが穴に潜む理由はやはり捕食者からの捕食圧力の大きさに左右されるのではないでしょうか。
その意味では最近、淀川に限らずどこでもカワウを見かけるようになってきたのは大きいと思います。
カワウの捕食量は一日で500グラムと言われています。
デキハゼなら50匹です。これはかなりの捕食圧力ではないでしょうか。
まあ理由付けはともかく、淀川ではシーズン通して穴釣りを楽しんでいます。
「大ハゼとの距離を間近に感じながら遊べるのが楽しくて堪らない」
本当にその通りです。特に私はハゼが穴の隙間から顔だけ出してエサに飛びつく瞬間を見るのがたまりません。笑
タマさん:
削除は~い
エッ!前回の釣果はてっきり延竿での脈釣りだと思っていました。 確かに、ハゼを常食にする者は、カワウ以外にも、サギの仲間、エイ・セイゴ・コチのようなフィッシュイーターといっぱい居ますね! 僕の自分勝手な理論がお恥ずかしいです!
ひょっこり顔を出して、ヒョイとエサに飛びつくの可愛いですよね~❤
実は、私はほとんどミャク釣りはしていないのです。
削除アワセが難しくて、ストレスがたまりまくるので、穴釣りで通してます。笑
カワウの話を出したのも、たぶん釣れないのはこいつのせいにしたいからでしょうね。笑
ですから、ヘボ釣り師のたわごととして聞き流してください。
タマさん:
削除実はお江戸の鯊専インスタグラマーで、一年中穴釣りのみで凄い釣果を出しておられる方が居て、『まさか年中穴釣りなんて!』って思ってたんですよ。
それだけに、それを裏付けできる実情報が聞けた、しかも淀川で!って言う事で、本当に貴重で有難いと思ってるんですヨ!
これからも是非とも”たわごと”教えて下さいネ!!!