とにかく身体を動かさないとと言う訳で近場でウロウロ・・・
宮川が運河に流れ出た周辺でやってみましたが・・・
長竿でやっても、穴を狙っても、ほとんどノーアタ・・・
5cm前後のチチブが5匹ほどと、唯一まともな釣果がこの子一匹とは!
トホホな釣行が続く日々・・・
(大潮、干潮の底)
本来なら、加古川や淀川でウロハゼ専門に狙ったり、テナガを釣ったりしてる時期なんですが、電車を利用したくないので、片道5Km をものともせずに?夙川の御前浜に最低週一は通うようになっています。
昨日は豪雨だったんですが、明日はイマイチ潮加減が好きじゃないし、それ以降はまた梅雨らしく雨が降り続く可能性があると思って、今日・土曜の午前3時間くらい竿を出してきました。 案の定、暗黄色に濁って底は見えませんが、それほどひどくも無くてホッとしました。
仕掛:90cm手バネ付穴竿(グラス)、0.5号オモリ付ハリス止、針キジスペシャル7号
エサ:青イソメ300円
今日は足切を12cmに設定し、ハゼなら何でも(まあほぼチチブ100%?)持ち帰るつもりでしたが、梅雨に入って気温も上がりそろそろウロハゼがこないかと内心はワクワクしていました。
でも、案の定この子のラッシュ! まあたまには持ち帰りサイズも混じりましたが、今日は特に小さい子が多かったです。
1時間以上経ってやや潮が上げてきた頃に、明らかにチチブとは違う根性のある引き込みアタリで上がったのが! 今年の初ウロハゼ!! 小さくても嬉しかったな~♫
その後も、チチブに混じって、良型のドロメも一匹上がり、ウロハゼも更に2匹上がってエサ切れ終了になりました。 カニとチチブにエサを取られた結果早じまいになってしまいましたが、ウロハゼが思いの外3匹も混じって意気揚々と引き上げました。
久しぶりに、僕が一番好きな鼻の穴に掛かりました! |
今日の持ち帰り釣果
ドロメ:この可愛いひょうきんなお顔が大好き! |
今夜は早速ウロハゼの刺身で一杯
蕎麦麹の醤油漬けで食べてみました |
残りのチチブとドロメはまだ生かしてあるので、明日の朝食用に今から料理です(笑)
”チチブの身うるか”
突然ですが、ハゼシーズンが待ちきれず、こないだ沢山釣れた外道のチチブを料理にしてみたい欲望がムクムクと湧き上がって、今回はメインで狙って10~12cmのを9匹持ち帰りました。
正確には、うるかは塩漬けであり身うるかは内臓も身も細かく砕いて濃厚な塩漬けにして保存性を上げており、少なくても1年、長いものだと3年間熟成させてから食用に供します。 旨味(苦味)が独特で、身うるかの場合は、熟成した刺身の歯ざわりと凝縮した味が好みですが、塩辛さが半端じゃないのが欠点です。
それに比べて、今回のは塩味は味付け程度で、保存性のアップに➀日本酒+味醂+塩を混ぜた液に肝、卵、刺身を浸してから、冷蔵庫で水分を飛ばして使用しています。 ②そして、漬け込みには柚子胡椒と白味噌を混合し、肝と卵を磨り潰したものを混ぜてから、水分が飛んで締まった状態の刺身を混ぜ込んで漬け込み終了です。 前に一度マハゼで簡易的にやって、日本酒のアテとしてとても好みの味になっていたので、今回はチチブできっちりとやってみました。 たぶん、1週間くらいの保存性は充分にあると思います。
1)捌き:釣った経験のある方(鯊師なら全員かな!?)ならご承知のように、他のハゼと比べて体表のヌルヌルが半端じゃないです。 これを先ず処理しないと、まともに包丁で捌けません。 小麦粉をまぶし、粗塩をたっぷり振ってしっかりと揉みこみ充分に洗い流しましたが、まだヌルヌル感が残っていたので、更にもう一回念入りにやり直しました。 ヌルがほとんど無くなった時点でびっくりしたのは、何としっかりしたウロコがある魚だったんですね!てっきりウロコの無い魚だと決め込んでました(笑) ウロコを取って、頭を落としてお腹を見たら・・・
♂の精巣:2本の線状の白いのですが、マハゼに比べるとかなり太くてしっかりしてたので驚きました。
♀の卵巣:♂の精巣がかなり成熟していると思ったら、やはり♀の卵巣はかなりパンパンに膨らんでいました。 これだと初夏が産卵期なんでしょうね!
食性:お腹の中には!・・・何と!・・・結構大きいフナ虫が!!! ほぼ例外なくどの個体からも、フナ虫が2匹は見つかりました。 この釣り場の特性かも知れませんが、他のハゼでフナ虫が出てきた事はなかったのでびっくりしました。
でもって、お腹を取り去って洗っているとまたまた強いヌルヌル感があったので、もう一度小麦粉と粗塩で揉み荒いし、キッチンペーパーでしっかりと水分を取って下処理が終わりました・・・メッチャ疲れるわ~!
2)次いで、三枚卸しにして、皮を引こうとすると半身が小さい上に皮が薄いのかすぐに包丁で破れてうまく引けません。 ふと皮の状態を見ると端っこが僅かにめくれているような気がしたので、ひょっとしてと手で引っ張ると!!! 何と何と、いとも簡単に手でめくれるじゃないですか! 皮がこんなに簡単に引けるのは楽チンで良いですね~♪
3)こんなに小さいのに腹骨がやや硬そうだったので剝き取って、こんな感じの刺身状になりました。 透明感のある綺麗な身だし、ちょっとかじってみると、ハゼ独特の癖の無い上品な深~~~い旨味でバッチシです!(このままでも充分にイケル!)
4)日本酒・味醂・塩を混ぜた液に、刺身・肝・卵巣を2時間程度漬け込み
5)全て取り出して水気をぬぐって冷蔵庫で2時間くらい乾燥
6)5)の肝、卵を充分に磨り潰し、白味噌、柚子胡椒と共に練り上げ
7)そこに、5)の刺身を混ぜ込み8)こんな感じで漬け込み開始・・・2~3日後からが最も食べ頃かな?【追伸】食味
3日間を経た今夜、食事が終わってぐい飲みに残ったおちゃけの共に二口三口・・・あー!止まらへん♪
身が締まってコリコリ感が強くなり、熟成したのか旨味が増して文句なし!!!
このおつまみは、生きたハゼならどれでも使えると思います。